SNOW PICNIC

スノーピクニック

TORAFU ARCHITECTS 建築家 として

中野の商店街にオープンしたジェラート専門店の内外装計画。注文後にその場でアイスクリームの原液に液体窒素を混ぜてジェラートをつくるという特殊な販売形態から、そのパフォーマンスを見て楽しむことができる店舗を求められた。

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通りに対して、間口いっぱいに開かれたエントランスから店内に入ると、奥に行くに従って階段状に上がっていく構成となっている。店内奥の一番高い場所をキッチンとしてカウンターを配置し、液体窒素により煙のでる演出を通りからも眺められるステー ジとした。
外部まで延長させたヴィンテージタイル、フローリング、リノリウムと段差ごとに床仕上げを変えて、小さなスペースの中に多様な場所をつくり出す。

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その段差を跨ぐように店内中央に設置されたテーブルは、チェアの高さを変えることでどの方向からも使うことができる。壁面から突き出た片持ちのテーブルは二人掛けの席とし、エントランスのガラス面側には落ち着いたソファ席とするなど、店内での居場所を客が自由に選べるよう配慮した。

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またトイレやバックヤードのスペースは黒く塗装し、店内の明るいトーンとは切り替えている。床の仕上げと同じ中央のヴィンテージタイルの テーブル、埋め木によって補修した既存の木製柱、日差しが差し込むように斜めに色を切り替えた柔らかいトーンの壁面など、新旧の素材や色をバランスさせるよう計画している。

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真っ白い煙が黒いカウンターからこぼれ出す特殊な調理方法が、さながら実験室の様相を呈しつつも、緑にあふれた居心地の良いラウンジのような店舗を目指した。

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