毎日のように見て憧れていた建物を手がけさせていただけるとは、本当に光栄な話である。9年ほど前に駒沢通りを挟んで斜め前に引っ越してきてシェアオフィスHAPPAを共同設立し、その中に自らのオフィスを構え、この近隣を見てきた。その中でも憧れていたビルにBLUE BOTTLE COFFEE5店舗目が入ることになり、ショップ兼オフィス、そしてバリスタのトレーニングルームとワークショ
毎日のように見て憧れていた建物を手がけさせていただけるとは、本当に光栄な話である。9年ほど前に駒沢通りを挟んで斜め前に引っ越してきてシェアオフィスHAPPAを共同設立し、その中に自らのオフィスを構え、この近隣を見てきた。その中でも憧れていたビルにBLUE BOTTLE COFFEE5店舗目が入ることになり、ショップ兼オフィス、そしてバリスタのトレーニングルームとワークショップなどのできるフリースペースを含むリノベーションを手がけさせていただいた。もともと電機工場として利用されていた鉄骨三層構造の重層の建物の中に、BLUE BOTTLE COFEEEの空間コンセプトでもあるフラットな関係をつくることを試みた。また、この地域は駅から遠いこともあって、個性ある小ぶりな商店が多く立ち並んでいる。そのスケール感を保ちつつフラットな関係を築くために、もともとこの建物に存在する荷揚げ用のスラブの穴や倉庫として使われていた穴などを利用して、スキップフロア的に細かく分けたり、フロントのサッシを中軸回転窓にしたりすることで、サッシを囲む周辺を緩やかに空間の単位を分けた。それと同時に、「見る」「見られる」の関係をつくり、どこにいても互いに意識しあえる空間を構築した。
ップなどのできるフリースペースを含むリノベーションを手がけさせていただいた。もともと電機工場として利用されていた鉄骨三層構造の重層の建物の中に、BLUE BOTTLE COFEEEの空間コンセプトでもあるフラットな関係をつくることを試みた。また、この地域は駅から遠いこともあって、個性ある小ぶりな商店が多く立ち並んでいる。そのスケール感を保ちつつフラットな関係を築くために、もともとこの建物に存在する荷揚げ用のスラブの穴や倉庫として使われていた穴などを利用して、スキップフロア的に細かく分けたり、フロントのサッシを中軸回転窓にしたりすることで、サッシを囲む周辺を緩やかに空間の単位を分けた。それと同時に、「見る」「見られる」の関係をつくり、どこにいても互いに意識しあえる空間を構築した。